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【 曲  名 】”ハリー・ポッターと賢者の石”(オーケストラのための組曲)より
				第1曲「ヘドウィグのテーマ」
【 作曲者名 】ジョン・ウィリアムズ
				WILLIAMS,John (1932〜,米)
【データ作成者】らむ郎	 JAA00024@nifty.ne.jp
【 データ形式 】Standard MIDI File (.MID) Format 1 :Timebase=480 2-PORT出力
【 演奏時間 】5分程度
【 参考楽譜 】HAL LEONARD CORPORATION
【 転  載 】基本的にダメ
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楽譜を衝動買いしたのが運の尽き(?)。ちなみに$48.00の値札が付いてま
す。買値は¥9,600でした。高い!1ドル200円ですな(^^;。

【楽曲怪説】
この楽譜のタイトルは

			   HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE
					  Suite for Orchestra

となってますね。直訳すると

					 「ハリー・ポッターと賢者の石」
						オーケストラのための組曲

ってことですかね。表紙の一番上には JOHN WILLIAMS SIGNATURE EDITION と
ありますから作曲者お墨付きですね。この組曲は4曲から構成されてます。

	1.ヘドウィグのテーマ
	2.賢者の石
	3.ニンバス2000
	4.ハリーの不思議な世界

となってますが、例のサントラには真ん中の2曲のタイトルは見られません。
タイトルが違うかも知れませんね。じっくり楽譜見ながら聴いてみないと。

折角ですから楽器編成を羅列してみましょう。

	フルート		3(ピッコロ/アルト)
	オーボエ		3(イングリッシュホルン)
	クラリネット	3(ピッコロ/バス)
	バスーン		3(コントラ)
	ホルン			4
	トランペット	3
	トロンボーン	3
	テューバ		1
	ティンパニ		1
	ハープ			1
	チェレスタ		1
	パーカッション
	弦五部

パーカッションがちと書き切れませんが、音程のあるものはグロッケン,ヴィブラ
フォン,シロフォンなど、無いヤツはシンバル,タンバリン,トライアングル,
スライベル(鈴),タムタムなど多数使われてます。またシンバルに関しては通常
の二枚組のヤツの他,吊りシンバル大中小,そしてシズルシンバル(ちとノイジー
な吊りシンバル)と実にいろいろ出てきます。あーめんどくさい。

サントラCDの解説にもありますが、楽器編成を見てもきわめてオーソドックスです。
いわゆる「三管編成」ですね。奇妙な特殊奏法も要求してませんし管弦楽的にも割と
普通です。木管楽器群の持ち替えが多いことや打楽器類が多彩なのもベートーヴェン
の時代では異常ですが20世紀以降では普通です。ホルストの「惑星」とそれほど
違いません。

【データ壊説】
基本的には楽譜打ち込みであり耳コピではありません。そのためサントラとはちと
違うかも知れません。耳コピ精神を発揮?して楽譜と違うと思われるところはその
ようにしました。いくつかポイントを羅列してみましょう。

・「チェレスタ」とされてる音はもっとシンセっぽい音
・「マークツリー」(ウィンドチャイム)は1〜2拍速めに鳴ってる

その他ディナーミク(ドイツ語で言うととても偉そうだけど英語で言えばダイナミク
ス、つまり音の強弱)の楽譜上の指示と実演の印象が違う箇所がいくつかあるのです
がそれは吸収し切れませんでした。どっちつかずですね。

							DYNAMICS(英),DYNAMIK(独)

打ち込みに当たって一番兇悪だと感じたのはハープです。ペダル操作が図示されてる
のですがこれは慣れれば読めます。

				I	|			I
	--------I-------|---I---I-------I-----		こんなの
		I			|

面倒なのはこの指定の後「gliss.(ad.lib.)」と称して線が弾いてあるだけなことが
多いのです。耳コピしようと思いましたが無理でした(^^;。それでも無理に入れた
のですが、185小節め(4分過ぎくらい)のハープはちょっと(かなり)はしょ
りました。というのはそのgliss.が両手であるからです。聴感上はあまり違わなか
ったので。

【1ポート版について】
編成は上記の通りですが、これのフルート系、オーボエ系、クラリネット系、バス
ーン系をそれぞれ一つにまとめ、トロンボーンとテューバ、Violin1と2をくっつ
けました。そして木琴やビブラフォンをカットしました。また2ポート版は金管
楽器を一部補強して倍管編成(笑)にしてあるのですがそれも止めてしまいました。
まぁその割にはよく鳴ってるとは思いますが出来れば2ポート版で聴いていただき
たいです。

いい訳はこのくらいにしましょう。とりあえず聴いてみてください。

																02.10.25記

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