MIDIと音声データ(00.11.04)
玉木宏樹氏のページをぼーっと読んでたら「言いたい放題」のコーナー(だったかな?)に「何故MIDIデータで発表したがるのだ?音声データにしないのだ?」といった趣旨のことが書いてあった(気がする^^;)。折角だから(何がだ)ちょっとだけ真面目(なのかな?)に反論してみよう。

まずなんといってもデータサイズが小さい。音声も最近はMPEG圧縮が普及したためかなり小さくなったがそれでも大きい。ここにあった「おジャ魔女どれみ#」(真面目な話に軽いネタですまぬ)のアイキャッチを見ると、演奏時間15秒ほどでMIDIデータは5500バイト程度なのにMP3だと20Kバイトを超えてしまう。40倍だ。これがMPEG圧縮以前のWAVEだとなんと2Mバイトを超えてしまうのだ。冗談じゃない!
この頃は音楽著作権の縛りが緩かったからMP3も無造作に置いてあったのだ
(2002.9注釈追記)
次に「MIDIテクニックの公開」というのがある。MIDIといってもDTMに限った場合かも知れないが、自分でいい音を作るにはいい音を出してる人様のデータを解析するのが早道なのだ(だいぶ前に書いたな)。これって演奏テクニックを盗むのと一緒だ(かな?)。それにWebSiteみたいな一方通行になりがちな所はともかく、@niftyのMIDIフォーラムの様な場所ではデータ内部を覗いて「こーゆーことしていますがこうやればもっと良くなります」みたいなアドバイスを送ることも受けることも出来るのだ。音声データだけでは純粋に音楽性だけでの勝負となってしまう。それではオリジナルな表現を求めるクラシックや完全自作曲、あるいはオリジナルアレンジはともかくCDを耳コピしただけのデータの存在意義がない(苦笑)。DTM音源からCDと同じ様な音が出るから面白いのである。

まぁたしかにMIDIデータをパクられ勝手に有料で売られたりすると腹が立つが現状では仕方がないとしかいいようがない。@niftyみたいな閉じられた空間ではそのようなモラル違反があるとすぐに行動できるがインターネットのような開かれた空間だとどうしようもない。著作権?なんだそれは?という国もあるからね(特に国名を秘す)。そんなこともあってこのページは極力未完成品を載せるようにしているのだ(本当か?とってつけた理由だろう^^;)。

いい加減なMIDI高座