UM−1、そしてSMFナイフ(00.12.06)
なにを血迷った?かローランドのUM−1なるMIDIインターフェ−スを入手してしまった。USBから1ポート16チャンネルのMIDI機器をコントロールするものだが手元には4ポート64チャンネル制御できるS−MPU64(今はUM−4とかいうのかな)が既にあるというのにねぇ....

実は(って書き出すほど大げさな話ではないけど)TP235とSC−55無印を繋いでみたかったのである。この初代GSはすっかり居場所が無くなってしまってるが代理発音機能がしっかりしているのでぼーっと流し聴きするにはいいのでは、と考えたのだ。

しかしもくろみは外れてしまった。UM−1は問題なく接続できたのだがワシの作ったMIDIデータの方などにも問題置き忘れてたのをすっかり忘れてたのだ(苦笑)。代理発音機能があるからSC−88Pro用のMAPやBANKがあっても鳴ってくれる、これはいい。問題はボイスリザーブなのだ。この処理を最近は全くやってないのを忘れてたのだ。SC−88以降のGSしか触ったことない人には「何それ?」だろうが昔は重要だったのだ。その処理を行っていない88(Pro)用データは55で聴くと無茶苦茶になってしまうのだ。

でもVSC−88で聴く無茶苦茶度とどっちが我慢できないかは判断が分かれるところだ。音落ちは無いけど元の音色とはかなり違うVSC、音落ちが多いけど元の音色に近いことが多い55無印、うーむ...と悩んだ末とあるソフトの存在を思い出した。SMFナイフだ。これは異なる音源間でバンクやらマップやらを自動的に補正してくれるもので能書き通りに機能すればなかなかの優れもんだ。ワシが今までこれに手を出さなかったのは元々音源をたくさん持っていたからだが(GSが6台、XGが2台ある)、この際試してみようとWebをうろうろしてダウンロードし、早速セットアップしてみだ。が、SC−88Pro−>SC−55の設定ファイルが用意されてない!自分で書くのは面倒だねぇ。

気を取り直してSC−88Pro−>SC−55mkIIの設定ファイルを利用して代理発音機能のないmkIIでこのページのMIDIデータを聴いてみた。試聴には今やWindows用プレイバッカの定番となった感のあるTMIDIを使用した。これはSMFナイフと連携ができていて設定ファイルを噛ますだけで聴けるようになるのだ。結果はまぁOKかな。ワシが多用するCC#32,2、CC#0,24、Prog48のVeloStringsがちゃんと普通のStringsに変換されて55mkIIでも取りあえず鳴るようになった。ボイスリザーブも適当に入れてくれてるようだ。しかしもう一つ多用するCC#32,1、CC#0,126、Prog46のトランペットは動作がおかしかった。これはマニュアルにはたしか出てないがSC−55からずっとあるCM−32Pバンクなのだ(SC−33およびVSC88には無かったはず)。

あとは1000円レジストするかだな(笑)。多分ワシは常用しないのだ。まぁコルグ系のデータを聴くのに使えそうだが今やローランドとヤマハで2大勢力でありコルグのための優れた演奏がほとんど無いしね。それだったらSC−88ProかMU2000で多分聴けるし。

いい加減なMIDI高座