GSとXG(03.01.28)
先日XGでの演奏を久々に聴いて、忘れかけてたXG(爆)をいじってみたくなった。で、「GSとXGのどっちがいいか?」という問題が自然に出てくる(笑)。そんなわけでワシの考えることをちと羅列してみよう。

ローランドとヤマハが示し合わせて?GSとXGの相互乗り入れを始めてることをご存じだろうか。元来出遅れたヤマハは以前からこっそり?とGSシステムONを処理していたがこの合意以降大っぴらになった。そしてローランドも実はXGシステムONを処理している。88Proや88STProのランプをよく見るとXGシステムONを受信したときに緑色に一瞬点灯するのだ。しかしそもそも音色が違うので何の互換性もないのだが。大雑把な傾向ではXGの方が軽めで透明な感じだろうか。GSはどっしりしてるというのかな。こういった特徴を味方につければ長所、敵に回せば短所になってしまうぞ。

じゃあどっちがお勧めかというと....自分でMIDIデータ作るために入手するのならどっちでもいい。よくXGはクラシック向け、GSはポップス向けなどといわれるが(逆だっけ?^^;)それは全くデタラメである。勿論音の傾向は全く異なるから好き嫌いはあるだろうが、どちらの音源でも様々な音楽が可能である。やりやすさ作りやすさという点ではもしかしたら向き不向きがあるかも知れないが、作れないということはない。また「GSの音は加工しないと使えないがXGはそのまま使える」という声もあるがこれもちと疑問だ。大昔?XGで1曲作ったことがあるが(ここには未発表)けっこう音色選択に苦労した記憶があるぞ。「XGの方がエフェクトが多いから凄い」ってのもあるな。XGの方が後発だから当然だ。

しかしモタリ,ヨタリに関してはXGの完勝だ。GSの場合仕様で許容されてる範囲内の信号を送っても正常に動作しないことが多くゲンナリだ。GSでも2台で鳴らせばかなり良くなるがちと現実的ではないねぇ。

GS派かXG派か、というとワシはGS派ということになるのかな。初めてGS音源を使ったとき(10年以上前)割と好印象だったしそのまま普及しちゃったしね。一方XGというかヤマハは昔のTG−100とかの印象が悪く、満を持して登場したはずの初代XGであるMU80もイマイチだった印象を引きずってた感じだ。それでもMU128の音を聴いてかなり印象は改善された印象を持ったけど両刀遣いは厳しいのでXGはあまりいじってやれてないかな。なんかコンバートしてやろうか。

いい加減なMIDI高座